論文の存在をちらつかせて信憑性が高いかのように見せかけた論
こんにちは。新型コロナウイルス、怖いですね。デマには踊らされないように気をつけましょうね。いちばん怖いのは人間。
この記事を要約すると以下のツイートになります。わかる。という人は読まなくて良いです。
「〜という論文がある(ソースなし)」ツイート、7割くらい信憑性を疑っている(査読なかったり訂正が出てたり論文じゃなかったりそもそも存在しなかったりするので)
— 雇ってくれ (@_theoria) 2020年3月4日
さて、タイトルのとおりですが、最近 〇〇という論文が出ており、□□は常識!(△△は無意味!) というようなツイートをよく見かけるような気がします。
子供たちの感染が上がると、高齢者や乳児の死亡者数が上がり、逆に子供たちの感染が下がると高齢者や乳児の死亡者数が下がるという集団免疫論の論文は常識。それを勉強してから語るべき。 https://t.co/Q3q12Pc1Rt
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) 2020年3月3日
こういうやつですね。
これが正しいかどうかは論じませんけど個人的には言葉は間違ってるけど結果は合ってるかなぁくらいの認識です。
そういえばこれもありましたね→ 台風対策で窓に養生テープを貼るか - 駄
theoria.hatenablog.com私は「論文が出ている」と書いているのに論文のリンクがない場合には、その論を疑ってかかるようにしています。理由は以下の点
- 論文が存在するか不明(なのに信憑性があるように感じてしまう)
- 論文本文ではそうは言ってない場合がある(都合よく解釈している)
- そもそも論文でない場合がある(TV番組とか)
- 論文があっても査読があるか不明(誰も確かめていなくても論文になり得る)
- 1度掲載された後に取り下げられたり訂正が入っている場合がある
このような問題があるにも関わらず、論文があると書かれると論文があるなら本当だろうと感じてしまうのですが、そこで重要になってくるのがソースです。
情報源が示されていれば検証可能なので、論文が存在しないなどの問題は解消できます。多少の英語力とツールを使いこなす能力があれば本文を読むことも難しくないでしょう(理解できるかは別ですが)。Google翻訳も最近は結構読めるようになっていますよね。
あらゆる論文がオンラインで購読できるようになった現代、論文のリンクを出し渋るような場合には論文が存在しないか論文を読まれると困るのだと思われても仕方ないですよね?
全員に元の論文を読めというつもりはないのですが、論文があるというだけでその論が正しいとは言えないということを心に留めておいて欲しいですね。論文が出てるんだぞ!論文を信じないのか!みたいな態度で来る人はよく理解してないのでツッコミを入れると逆ギレして人格攻撃を始めるので気をつけようね。